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【2024/03/29 01:17 】 |
ハカイダーとウデスパー 3
プロフェッサー・ギルとキカイダー・ジローが出ていると言うことで、見始めたイナズマン・・・
敵役として、サブローハカイダーの右に出るものはいないでしょう
しかし、イナズマンでも非常に印象的な敵役が現れます。
それがウデスパーです。ハカイダーとは別の意味で格好良く魅力的な登場人物です。
ウデスパーのどこが格好良く魅力的に見えるのでしょうか

静かな登場とシンプルな姿

「ハカイダーの歌」というBGMと共に現れたハカイダーに対して、ウデスパーの登場は地味なものでした。
鉄塔の影から何かを伺うロボット戦士、それだけです。
姿形はどうでしょうか?
黒に黄色という派手な色彩のハカイダーに対し、ウデスパーは灰色と黒、よく言えばシンプル、悪く言えば地味・・・キカイダーに負けず劣らず派手な青にスマートな造形のイナズマンには、見劣りがしなくもないでしょう。そして、ダークロボットの中でも群を抜いてスタイリッシュだったハカイダーに対し、マシンガンデスパーと並んでしまうと、ウデスパーはやはり地味に見えるのです。

冷酷非情

卑怯な作戦を嫌い正々堂々の勝負を望んだハカイダー
ハカイダー語録といってもいいほどのダンディズム
そんな孤高のアウトローのハカイダーに対し、ウデスパーはどうでしょうか

バンバとの戦いにエネルギーを使い果たしたイナズマンにハンマーデスパーとともに攻撃するウデスパー
何度も人質を連れてくるウデスパー
一対一で戦ったのは、最後の決戦の時ぐらいでしょうか
ハカイダーが最も嫌った戦い方をウデスパーは平然と行うのです。
冷酷さは部下に対しても同様です。ハンマーデスパーにたいしては
「イナズマンを倒してこい。ただし今日中にだ。」
明らかに無理な要求で、相手が躊躇するや
「ハンマーデスパーに自信がなさそうですよ。」
と、ガイゼル総統に言うのです。
これでは、ハンマーデスパーも「やります。やります」としか言いようがありません。
情け容赦なく、相手を徹底的に追いつめるやり方が、ウデスパーの真骨頂なのでしょう。

圧倒的な弱者である人間に対してはどうでしょうか?
スポーツ選手を拉致してガイゼルの人間狩りに付き添います。
また、邪魔になった商社の社員を全員始末してしまうのです。
極めつけは、ニュータウンの住民虐殺でしょう。
突然の爆撃に逃げまどう市民の前に、現れたウデスパーは平然とこう言い放つのです
「この町はデスパー軍団が占拠した。お前達には死んでもらう。」
デスパー兵士達には、檄を飛ばします。
「一人残らず殺してしまえ!」

列挙してみると、非道なことばかりやっているウデスパー
ハカイダーの持つダンディズムのかけらもないウデスパーなのに
なぜ、魅力的に写るのでしょうか・・・


デスパーの大義

なぜ、ウデスパーは、いやデスパー軍団は酷いことばかりやるのでしょうか

前作の最終回で、ウデスパーは五郎さんにこう言います。
「ガイゼル総統はバンバを遙かに凌ぐ実力の持ち主だ。我らデスパー軍団のリーダーだ。」
その言葉から、ガイゼル総統という謎の人物(人間ではないのかも知れません)が、デスパー軍団という謎の組織を率いていて、ウデスパーはデスパー軍団(ガイゼル総統)に忠誠を誓っていることが分かります。
ガイゼル総統は、
ミュータントは抹殺すべきであること、第二第三のイナズマンが出てきては困ること
人間はとるに足らない存在なので、奴隷としてこき使ってもよいし、人間狩りで好きな時に殺しても良い
デスパー軍団による世界の支配を進めること

を、政見放送?で言っています。
彼ら、デスパー軍団にとって人間は、どうでも良い存在なのです。
彼らは人類ではなく、新人類という別の種族のようです。
ウデスパー達がロボットなのか改造の進んだサイボーグなのかは分かりません。
しかし、デスパー軍団にとって住民の虐殺は、開発という名の下に人間が森林を伐採したりするのと同じことなのでしょう。(殺された住民にとってはたまったものではありませんが)
デスパー軍団(ガイゼル総統)による日本の征服が理想であると信じているから、上はウデスパーから下は末端の兵士まで、理想の実現に向かって邁進している。
それは人間やイナズマンにとっては、恐怖の支配、また、破壊活動そのものでしかないのですが
デスパー側から見れば、正しいことといえるのでしょう。
ウデスパーはデスパー軍団側にとって正しいと思うことを忠実に実行しているに過ぎないのです。
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【2012/02/18 23:22 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
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